2011年03月28日

猫を預かるかもしれません

 仙台から帰った翌日、当初は往復で四日かかると見込んでいましたが、かみさんのがんばりで三日で帰れたので、一日オフにしようと思っていました。
 ところが、かみさんのお母さんのお兄さん(「おじちゃん」)が、入院したとの一報が入りました。長い間療養生活を送っていましたが、体力が衰えて手術に耐えられるかどうかという状態だそうです。休日四日目には、かみさんと一緒にお見舞いに行きました。
 今日もかみさんはお見舞いに行っています。

 これまで、おじちゃんの所謂在宅介護は、お義母さんが主にお世話してきました。お義母さんは五人兄弟なのですが、現実的に面倒を見る時間がとれるのはお義母さんだけです。

 おじちゃんの入院が長期化する可能性が出てきたところで、お義母さんがかみさんへ一つの相談を持ちかけました。お義母さんが実家で飼っている猫を、我が家で預かってくれないかということでした。
 お義母さんはとある島に住んでいて、おじちゃんが入院している病院へはフェリーを使わないと行けません。通うのは大変で、病院に張りつくとなると猫の世話をしてくれる人がいなくなります。

 かみさんから(期間限定ではあっても)4匹目の猫を預かる話を聞いたとき、私は「困ったな〜」というのが第一声でした。
 我が家のかわいこちゃんズは、もともと結婚前にかみさんがグレーと白の猫をほぼ同時期に飼い始めていました。その後私が居候したかっこうです。結婚した年に、3匹目の黒猫のもらい手がみつからず、我が家で引き取ることにしました。軽い気持ちで引き受けましたが、手のひらに乗るぐらいの赤ん坊だった黒猫が加わっただけで、お姉さん猫の二人は警戒心を解きませんでした。私の印象では、ほぼ一ヶ月ぐらいは押し入れかどこかに姿を隠し、いつご飯を食べているのか、トイレをちゃんと済ませているのか、水を飲んでいるのか把握できなかったほどです。
 今はお姉さん猫たちは10歳を超え、黒も8歳となり、随所に衰えを感じさせています。そんな中、おっとりしているとはいえ、かなり大柄なお義母さんの猫を預かって、うちの子たちは大丈夫だろうかと不安ばかりを感じてしまいました。
 とはいえ、お義母さんも他に頼める人がいるわけではなく、正直に言うと「渋々」引き取らんといかんだろうな〜、という後ろ向きな気持ちでした。

 そんなもやもやした気持ちのどこかで、別にひっかかるものがありました。それが何なのか、はっきりとわからないまま数日が過ぎましたが、ある時ふと「あ、そうだったのか〜」と考えがすっきりまとまりました。

 家を失い、避難所で暮らす被災者に心を痛めながら、今目の前で困っている猫(とお義母さん)に手を差し伸べられなくて、一体何ができるんだと。猫も、東北の被災者も、ニュージーランドや四川の被災者も、命にはかわりはないじゃないかと。

 実際に引き取れば、かわいこちゃんズには相当なストレスがかかるはずですし、それが私とかみさんいも影響を及ぼすこともあるでしょうが、せめて頼ってきたお義母さんには「快く」引き受けなくてはならないように思いました。いいかっこをしているわけではありませんが、身近に救える生命を放っておくわけには、少なくとも3月11日を経た私には「やってはいけないこと」のように思えました。

 考えてみれば、いきなり連れてこられるお義母さんの猫も相当な負担を強いることだと思います。
 どうなるかわかりませんが、がんばりますよ!
posted by 白圭 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | かわいこちゃんズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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